Conference-Assistant-Context-awareness-I S W C-1999-Anind

The Conference Assistant: Combining Context-Awareness with Wearable Computing

Anind K.Dey, Daniel Salber, Gregory D. Abowd , Masayasu Futakawa

Project Web Page : http://www.cc.gatech.edu/fce/contexttoolkit

Paper : http://citeseer.nj.nec.com/dey99conference.html

ISWC 1999

注意

このメモでは、Conferenceを「会議」「ミーティング」「Conference」などと統 一せずにその時の気分で書いています。Userも「ユーザ」「利用者」だったり、 表記にかなりぶれがありますので心の目フィルタを通してください。


Abstract

会議参加者の支援を行う、Context-Aware でWearableなアプリケーションを作成 した。このアプリケーションはさまざまなContextを使用し、ユーザ同士のイン タラクションを高める。この論文ではこのアプリケーションがどのように動作す るか、および、基本となるContext-Awareアーキテクチャはなにかについて述べる。

Introduction

Contextとは、そのエンティティの特徴・特性を決定づける情報全てと定義する。 エンティティには、ひとや場所、物理的なものや計算機上のものなどが含まれる。

現在、人間とコンピュータの間のインタラクションにはごく限られた情報しか使 用されていない。コンピュータがContextを理解できればもっとリッチになるだ ろう。

Rhodes13は、Wearable Computingで重要となる点をあげている。

声や片手キーボードなどで操作可能であること。

センサが実際にWearable Computerについていること and/or 環境の情報を取得 できる手段を持っていること。

ユーザが使用していなくても、自動的に動作を行ってくれる。

大多数のContext-AwareアプリケーションはIDと位置を元にしている。複数の Contextを組み合わせたアプリケーションを構築するのは難しいからである。

本論文では、複雑なContext-Awareアプリケーションを構築した、そのデザイン について述べる。

Conference Assistant

本論文で述べる、Conference Assistantは会議の発表者および参加者に対する支 援を行うアプリケーションである。

2.1 Conference Domain

Conferenceに出席している人はだいたい同じ興味を持っている。

また、Conferenceは動的に変更される。このことから、Conference Domainとい うものを設定した。

Conference AssistantはさまざまなContextを使用する。時間・ID・場所・ activityなど。

前述のRhodeのリストを利用すると以下のようになる。

Conference中、ユーザは動きまわり、Contextが変化する。

会議中は手はノートを取るために空いているべきである。

いろんな有用な情報をユーザにあたえることができる。この情報には、プレゼン テーションのマテリアルやactivityなども含まれる。

会議では、ユーザは他の人に注意が向いているものである。

2.2 User Scenario

Conferenceの受付で、連絡先(e-mail、phone number)などを登録する。そうする と、同じミーティングに出席している他の参加者の名簿がもらえる。

Conference AssistantはWearable Computerで動作する。Conference Assistant を起動すると、自動的にミーティングスケジュールが表示される。このスケジュー ルにはその発表と論文へのリンクがあり、また、興味があると登録した発表はハ イライト表示される。

会場に入ると、Conference Assistantは発表者と発表タイトルを自動的に表示す る。また、同時に録画された音声とビデオが示される。

発表者はpptかWebを用いて発表を行う。Conference Assistantは現在のスライド のサムネイルを表示する。

Conference Assistantを利用すると、参加者がそのスライドに"Attach"する形で ノートを取れる。

発表が終わり、質問タイムに入る。質問者は発表者のディスプレイを操作し、質 問のあるスライドを表示させ、質問する。

発表が終わると、Conference Assistantは、登録したユーザの興味に基づいて、 よさげなデモを示してくれる。

参加者がそのデモの前に立つと、アプリケーションはデモ出展者の名前、PPT、 Webページを表示してくれる。また、そのデモに対する興味の度合をつけること もできる。他の参加者はこの度合を見ることでどれがいいのかがわかる。

家に帰ってきたあと、ある発表に関する情報が欲しくなった。Conference Assistantはその日の行動をタイムライン表示してくれる。また、取ったノート も表示してくれる。

発表者は、スライドのログを手に入れることができるし、参加者がいつ入ったか、 いつ出たかをあとで知ることができる。また、質問してくれた人の連絡先もわかる。

2.3 Use of Context

使用するContextは以下の通り

2.4 Context-aware Features

以下の機能を提供する。

Contextual Sensing

ユーザの現在位置、現在の発表の名前と発表者の名前、同業者の位置、現在の発 表に対する同業者の興味レベルを知る

Contextual Adaptation

発表が次のスライドに移ると自動的に手元のスライドも次のに移る。

インタフェースの動的な変更。

これは、使い易いのか微妙なところがあるなぁ。

Contextual Resource Discovery

Conference Assistantから、発表資料の変更など。

Contextual Augmentation

利用者が作成したノートには、すべて位置、発表タイトル、発表者、時間などの Contextualな情報が自動的に追加(Augmented)される。


Application Design

3.1 Software

3.1.1 Context Architecture

Context Toolkit14っつーのがあるのです。

Context Toolkitは、以下のコンポーネントで作成されます。 (Figure 5)

Sensor からの情報をWidgetが受け取り、それをServerが集約して処理します。

Interpreterはwidgetのデータの抽象化を行う。例えば、緯度経度情報から street nameを引き出したり。

各コンポーネントの間はXML on HTTPでやりとり。

Context architectureは三つのコンセプトを持つ

  1. Context SensingとContext 利用の分離
  2. 集約
  3. 抽象化

3.1.2 Software Design

Table 1 と Figure 6を参照。

受けつけした時に、反応

誰かが質問すると、反応

Conference Assistant はwidgetそのものとは通信しない。Serverが抽象化して くれるから、必要な情報が欲しい時に、必要なServerとだけ通信する。

3.2 Hardware

これはRFタグで、位置を測定するもの。6 feet(1.8288 m)の解像度。


Related Work

イパーイ


Conclusions and Future Application Work

付け加えたい機能

デモが行われているときに、デモの情報も付け加えるようにしたい。web pageや research paper, videoなど。

でも、プライバシの問題がある。



Reference

[13] B. Rhodes, "The Wearable Remembarance Agent: A system for augmented memory", n Proceedings of the 1st International Symposium on Wearable Computers, October 1997, pp. 123-128

[14] D.Salber, A.K. Dey and G.D. Abowd, "The Context Toolkit: Aiding the development of context-enabled applications", in Proceedings of CHI'99, pp. 210-217


bib

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