Net B S D-Application

NetBSD アプリケーション

今まではずーっとFreeBSDだったんだけど、故あってNetBSDを使いはじめた。

カーネルの中身はみんな知っているだろうから、これからNetBSDのアプリケーショ ンについて書きたいと思う。

http://www.mew.org/~kazu/toy/netbsd-pkgsrc.html

をまねたともいう。

環境は、

TOSHIBA Portege 2010 + NetBSD-current + XFree86-4.3.0

です。


インストール

まあ適当に。

pkgsrc

おきらくNetBSDは、pkgsrcから始まる。

ftp.jp.netbsdなどからpkgsrc.tar.gzをとってきて、

# cd /usr && gzip -dc pkgsrc.tar.gz | tar xvf -
とするか、最初っからcvsするか。

http://www.jp.netbsd.org/ja/JP/Documentation/anoncvs.html

をみながらcvsするのが今後のこともあって楽ですな。

cvs -d :pserver:anoncvs@sup.jp.netbsd.org:/cvs/cvsroot co pkgsrc

すればよろし。ま、こんなところ見るような人はもうわかってるだろうけど。


基本的な使いかた

# cd /usr/pkgsrc/ほげほげ/ほげほげ && make install

依存しているものは適当に入れてくれます。

% pkg_info -aI

で、入っているpkgが一覧表示されます。

pkgsrcから入れたソフトウェアは基本的に/usr/pkgに入ります。

FreeBSDから移行した人(ぼくとか)などは/usr/local/ではないことに注意。PATH とかLD_LIBRARY_PATHとかの設定を変えないといけません。

こける場合

依存関係がきっちりしていないのかよくわかりませんが、なにかのpkgが依存し ている他のpkgがmakeできずにこける場合、先にそのこけるpkgをmake clean && make installしてからmakeするとできる場合がある。

つまり、詰まったらpkgは個別にいれなさい、ということですかね。でも、その 前にはmake cleanしてね。


meta-pkgs

gnome,XFree86,kde3,windowmaker,xfce4は、wmのしたなどではなく、meta-pkgs の下からいれるのが吉。


X

pkgsrのx11/…ではなく、meta-pkgsから入れようとするが、

XFree86-4.3.0nb1 is not available for NetBSD-1.6.1-i386
とか云われる。

ので、xsrcをとってきて別途make && installしました。


fluxbox

wm/fluxbox

そのままではメニューの文字が化ける。

解決法方はあるかもしれないけど、.fluxbox/menuから、日本語を抜く…ああ、 なんて泥縄。


emacs

editors/emacs

/usr/pkg/share/emacs/以下にsite-lispができるので、人によっては.emacsも変 える必要があります。


japanese

いつだったからか、各国localizeされたものはきちんと分類分けされるようにな りました。



acroread5

acroread5などは、adobeのライセンスを承諾した印に/etc/mk.confに一文書き加 えなければなりません。

/etc/mk.confは最初はないので作りましょう。


ogg

audio/vorbis-tools


anthy

この一年ぐらい仮名漢字変換エンジンにはanthyを使っています。でも、pkgsrc にはないので自分でhttp://sourceforge.jp/projects/anthy/files/ などからとっ てきてmakeします。

% ./configure --prefix=/usr/pkg && make

という感じで。


tgif

graphics/tgif

でも、2004年2月現在、あげるとXが落ちる…


dia

graphics/dia

tgifが落ちるので、かわりの作図ツールとしてdiaを入れてみます。

日本語がちゃんとでます。


NTFSのmount方法

  1. $ fdisk # check msdos partition geometry (offset & size)
  2. $ disklabel # conform disklabel info
  3. $ disklabel -e # edit disklabel with EDITOR
  4. $ mount -t msdos /dev/[label-letter] /mnt

disklabelをいじるときは、新しいエントリを足す。例えばhとか。

 h: 139855132 20971520    4.2BSD     2048 16384    89  # (Cyl. 1305*-10010*)

あまり近すぎるとあとで増やそうと思った場合に困るので、慣例的には少しあけ たlabel-letterを使うようです。